バッテリーの処理工場の視察に行ってきました!
当店が買取、回収した廃バッテリーが、どこへ行くのかは別ブログ 廃バッテリーのゆくえでご紹介しましたが、
2024年6月4日、宇都宮にあるダイセキMCRさんの工場へ、実際に視察に行ってきました。
この工場は、日本のどの廃バッテリー処理施設よりも、とにかく環境に有害なものを出さないための設備や仕組みが徹底して構築されていることが1番の特徴です。
廃液や煙などは基準の10分の1以下にまで無害化したり、親会社の産廃処理施設へ処理を委託したりと、
他の処理施設が山の中にあったりするものを、ここ宇都宮のど真ん中で操業できているのは、そういう事なのだと仰っていました。
印象に残ったのは、その一つの表れとして、作業されている方の作業着は、昼食時に一度着替え、退勤時にも着替えと、1日に2着使用して、それをクリーニングに出すので、外や家には一切持ち帰らない(=わずかな有害物質も外に出さない)という事です。
(同行した妻が「奥さんにも優しいね」と笑)
そして一方でこちら、
全国的に、そして茨城県では特にその数が多く問題となっているのが鉛バッテリーの不法輸出。
日本企業がコストをかけて環境対策と国内循環に努力を続ける中、
中国人が摘発されないようにヤードを転々と移しながら、硫酸垂れ流しで処理した鉛を不法に外国に輸出していると。
結果的に、国内に回るはずの鉛資源が海外に流出してしまうわけです。
円安だからなおさら儲かるんでしょう。
中国系の買取業者は正直言って値段高いですが
そりゃ環境なにそれ?で安い人件費で色んなコスト吹っ飛ばしてやってんなら高く買えますね。
結果ユアサとか古河とかのバッテリーメーカーは材料不足に悩み、そうすると調達のために価格を上げざるを得ず、最終的には私のお客様である整備工場さんや、消費者へ価格となって皺寄せが行くと。
いずれ法律で規制がかかるとは思いますが
ほんとに許せませんな。
長くなりましたが、
こちらのダイセキMCRさんへの当店からの納入価格は、そこらにある中国系ヤードと比べると非常に安いです。
だから儲けは必然的に少なくなります。
見学を案内してくれた担当の方も、買取価格が安くて申し訳ない、と何度もおっしゃっていましたが、
それはこれだけの場所と設備でコストかければむしろこれが適正価格ですよね、と思います。
私は少しでも日本に貢献できる日本の企業でありたいと思います。
そして工場視察の後は、
餃子を食べに繰り出したのでした^_^
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